「赤信号みんなで渡ればこわくない・・・」

医者に殺されない47の心得 必携版 医療と薬を遠ざけて、元気に、長生きする方法
そのような人間心理ってありますよね。
混んでいる飲食店とガラガラの飲食店があれば、どうしたって混んでいる方を選びたくなる・・・
ガラガラだということは、きっと何か問題があるに違いない・・・
混んでいる方は人気があるということだから、そちらを選んだ方が良いに決まっている・・・
何よりそれが評価されている証として混んでいるはずなのだから・・・
「町にある小さな医院よりも、大きな大学病院の方が安心だ」
なぜって?? それはもちろん設備が整っているはずだし、多くの医者がいるのだから医療技術も最先端だろうし、風邪を引いたくらいなら町医者でも構わないが、少しでも大きな病気やケガなら、それなりの大病院の方が安心だよ・・・
医療系のドラマや映画などで、散々悪徳教授とか悪徳理事長などの金もうけ主義を見せつけられているにも関わらず、それはドラマや映画の話であって、なんだかんだ言ってもやはりお医者様は患者たちのことを一番に考えてくれているはずだ・・・そう考えている人は意外と多いはずです。
クイズ番組などで、正解はAかBかで別れるなんて場合には、自分なりの答えに自信があれば例え自分意外の人が全員Aでも、自分は一人でもBだと言えるかもしれませんが、それでもやはり自分は一人でその他の回答者が10人もいたとすれば、急に不安になり自分をうたがいたくなるものですよね。
それがまさに人間の心理、特に日本人特有の心理なのかもしれませんね。
しかしです、どちらともいえないような情報であったり、どちらを選んだとしてもそう大した問題ではない例えばクイズでどちらの回答を選ぶか・・・などとは違って、間違った方を選んだことによって命を縮めてしまう、または病気になるリスクが格段に上がるといったような場合だとしたら、はたしてそんなに簡単に決めてしまえるでしょうか。
毎日見ているであろうテレビや新聞からの情報、そして今では大多数の人が当然の常識だと思っていることが、実はまったくのでたらめであったとしたらいったいどうでしょう。
それ本当なの??? みたいな情報は世間に山ほどあります。
何が健康に良くて何が健康を害するとか、危険性がどうとか毒性がどうとか、予防に効果があるとか撃退できるとか、はてにはこうすれば長生きできるとか・・・
誰しもがすべてが本当だとは思っていないまでも、まんまと騙されて危険な目に合っているという現実があります。
私個人の経験だけならどうでもよいことですし、研究論文などで偉い人が公表する研究結果であっても、後にそれが覆される研究があって信じて損したみたいなこともしばしばありますが、どう考えても、いやこれは間違いなく止めないと危険だと言い切れるような、それでも一般常識化された考え方が意外と多く存在します。
現に私自身がまず身近にいる人には必ず注意喚起をし、絶対に辞めるべきだと伝えていることがいくつもあります。
私なんぞの言うことを簡単に信じる人は誰もいません。
しかし、今はネット情報化社会ですから、その情報を調べてみるべきだと言うと皆さん自分で調べることができ、あらためて常識だと言われていたことが実は全くの非常識だったということに気付くことができます。
日頃マスメディアの情報しか聞いていないような人、あるいは友人などの情報をすぐに信じてしまうような人が陥りやすい誘導された情報のなかには、全く事実とは違う、全く根拠のない、まったく非科学的な大嘘が混在しています。
そしてその大嘘のおかげで病気になったり、寿命を縮めることになったり、最悪死に至る人もいるのです。
何が本当で何が嘘かを見分けることは簡単なようで難しいものです。
それは、「信頼する人が信じるものなら私も信じられる」という人間心理が働くためであり、家族や友人など最も身近にいる信頼すべき人からの情報こそ一番信頼できるものだと勘違いしてしまうこと、そして大勢が選んだもの、支持したものなら安心だろうという心理が働くからです。
しかし、やはり間違いは間違いなので、教えた方も教わった方も双方ともに不幸にならないように、そこは真実をしっかりと直視したうえで、それでも多数意見に進むか、それとも精査して自分の道を決めるかだと思います。
では本題に入りましょう。
私は仕事柄いわゆるパートタイマーの方、しかも年配者の方と仕事をすることが多い関係で、ご自分の体調の事や家族の病気のことなどを日々耳にすることがあります。
年配者というとだいたい私と同じ50代くらいの方を指していますが、その親御さん達と言えばほぼ80歳前後の高齢者です。
そんな方々の話を聞いていて驚くのは、ほぼ全員が毎日何らかの薬を飲んでいるという事実です。
しかも一種類の人は圧倒的に少なく、たいていの場合数種類の薬を飲んでいるのでした。
皆さんは何か薬を常備薬として飲まれていますでしょうか?
健康な若い方なら風邪の時に風邪薬を、のみすぎ食べ過ぎには胃腸薬を、目がしょぼしょぼすれば目薬を・・・位なものだと思うのですが、見た目には健康そうなのに、それはそれは多くの大先輩たちが、それはそれはたくさんの薬を毎日毎日服用しているのです。
お金にゆとりのある老人がじゃんじゃんお金を使うことは、経済にとっては大変ありがたいことです。
しかし、その大量の薬のために、副作用でかえって具合がすぐれない、するとまた診察を受けることになり、またしても新しい薬が増えることになる・・・
そんな悪の連鎖を、まったく医療と言うものを疑おうとはせずに続けてしまっている大先輩方が非常に多いのです。
「何年も通い続けている病院の医師を信用できなくて、いったいなにを信用しろと言うんだ」と言う方も多いと思うのですが、そこは冷静になって一歩引いて考えてみてほしいのです。
医師というのは職業であって趣味やボランティアではありません。
医療行為を仕事として行っている訳で、患者というのは言い方は悪いですがお客様なのです。
お客様に対して、より多くの商品を買ってもらうことを目指して、私たちパン屋は日々努力し、研究開発し、販売促進しています。
医者も同じで商売ですから、行っている行為そのものは人の怪我を直したり、命を救ってくれる尊い仕事であることはそうかもしれませんが、そもそも経営として成り立たなければ医者を続けていくことすらできない訳ですから、どんなに尊い仕事であろうとも儲けは必要なのです。
そして現実には、大病院のあのすさまじいばかりの豪華な建物や最新医療機器などを皆さんも目の当たりにしていて、そのお金はどこから出ているのか、いったいどれだけ儲かっているのかは薄々は気が付いているとは思うのです。
補助金がどうのこうのと世間をにぎわせていますが、まさに医療現場はその補助金と製薬会社とのやり取り、そして患者からの売り上げで成り立っている訳です。
補助金を得るには政治が絡んできますので、連日報道されている通り様々な癒着がはびこるわけですが、要するに税金ですから私たちが支払っていることになるわけです。
製薬会社と言うのは新しい薬を日々開発していますが、それを大病院で治験といってテストしてもらうことによって、政治がそれを許可すれば新薬として認められます。
私達も日々新商品として新しいパンを開発しているわけですが、それはいつでもお店に出せて、直接人気が出るかどうかと言うことで済みますが、薬の場合はいわゆる人体実験を行って、その結果をふまえて許可するかどうかが決まるわけですから、病院側が製薬会社の売り上げのカギを握っていると言っても過言ではないのです。
そうなると当然のことながら人体実験の担当医師に対して製薬会社の営業はモーレツなアプローチをすることになりますよね。
もちろんその上司にも・・・
だって、パン屋で新商品の人気が出てすごく売れました・・バンザイ\(^o^)/
というようなレベルの話ではなく、新薬が認可されれば数十億、数百億の利益を生むわけですから、製薬会社の必死さは並大抵のことではありません。
そして、その薬を実際に多くの患者へ売りさばいてくれる病院というのは、製薬会社にとってはこれまた大切なお客様であり、多く処方してくれればくれるほどビップになるわけですから、色々な意味で我々が何かを買ってポイントをもらえるのと同じように、製薬会社から病院に対しては何がしかのキックバックや寄付名目の大きなポイントがあってもおかしくはないのです。
(製薬会社と病院との癒着構造については様々な書籍が出版されていますので、興味のある方は読んでみることをお勧めします。)
大抵のお医者様の心中は、当然のことながら患者の回復が第一だ、儲けのためだからと言って過剰に薬を処方することなどありえないという気持ちはあるでしょうし、そうであってほしいと誰でもが信じていると思うのです。
しかし、処方する薬と言うのはきちんと国に認可された、安全性が証明された薬なわけですから、様々な病気にそれぞれ対処できる薬を適宜選んで処方することはなんら間違った行為ではないわけです。
それでも薬を非常に多く出す医師と、あまり薬は勧めないという医師がいます。
一方では国が認可したかどうかの問題ではなく、きちんとそれぞれの薬の副作用などを調べ、世界各国の研究論文などを精査した結果、よくなる効果よりも副作用の方が多いと認められた薬が意外と多く、そんなものは使用しないという医師がいます。
もう一方では一般常識、定説、医学の基礎などに準じて、勉強してきた通り、教わってきた通りの医療行為を当たり前のように行う医師です。
食品添加物といういわゆる食品をよりよく安全に保たせたいという狙いの薬品が同じように国の認可を受けて使われている訳ですが、そこに対しては非常に多くの方が反応し、詳しくはわからないけどあまり身体には良くないらしい程度の認識であっても、できるだけ避けようみたいな動きはあると思うのです。
なぜならマスコミがそのような報道をするからで、それを見聞いた多くの一般人がそれが一般論として解釈するからです。
ところが、こと薬に関しては、または医療行為に関してはほとんどマスコミで取り上げることはありません。
あからさまな医療間違いなどがあった場合のみ取り上げますが、もっと大きな影響のある、もっともっと大罪であるべきことは報じようとはしません。
なぜなら、そんなことが公になり、もしそのことが一般的な常識となった場合、医療関係者、医薬品関係の事業は大打撃をうけて国を挙げての大問題になるからです。
ですから、今後も絶対と言えるほどこの問題をマスコミが取り上げることはないでしょう。
自分で調べてこれが真実だと確信できた人が、自分自ら薬を辞退する、飲まないようにする、いちいち医療施設にはいかないようにする以外に手はないのです。
ドラックストアで当然のように売られている薬ですが、よ~く見るとそれはそれは多くの副作用が記されています。
製薬会社は正直に副作用をすべて認めて記している訳ですし、お医者さんもこんな副作用があるよと説明してくれる時があります。
しかし、患者の方としては副作用など書かれていても、いったい何のことだかはわかりません。
要するに、都合の悪い、できるだけ突っ込まれたくないような内容のものは小さな字で書いてあったり、専門用語で書いてあったりするのはそういうことなのです。
自分の周りに具合の悪い人がいても、それがまさか医者からもらった薬が原因だとはだれも思いませんよね。
もしかしたら医者もそこまで大きな副作用が出るとは考えていないはずですし、薬剤師はさらに専門家ですから、副作用に関しては十分調べていて、自信をもってその仕事をしているはずではありますが、その副作用が1000人に一人、2000人に一人くらいは出てしまうという程度の認識なのだと思うのです。
ただ、もし自分の愛する家族がたまたまその2000人の一人として副作用で死んでしまうようなことがあった場合、そしてそれが間違いなく薬の副作用であった場合、尚且つよく調べてみると実はその薬には病気を治す効果が実際にはないという研究結果を見つけてしまった場合はどうでしょう。
冷静に受け止めることができるでしょうか、たまたまだから仕方がなかったと・・・
「赤信号みんなで渡ったらトラックに2人がはねられて死亡」
でも、その他の500人は助かったら統計的には仕方がない・・・ですむ話でしょうか。
世の中には絶対的な安心なんてものは存在しませんし、そんなことは誰でも知っています。
そうではなく、問題なのは報道されていないから知らないだけで、処方された薬の副作用や、へたをしたら主作用がもとになって病気になり、そして亡くなってしまった方々が意外と多くいるという現実を知って、もし自分が、自分の家族がそんな目にあってしまったとしたらと考えることなのです。
薬の副作用によっておきるいわゆる薬害というのは、そもそも大変立証が難しいと言えます。
どのくらいの量をどのくらい飲んでいたかによっても大きく変わってきますし、飲み合わせにもよる可能性があります。
ただ言えることは、無意味なのに非常に副作用が多いという薬にはできるだけ手を出さないことです。
それは何かと言いますと、血圧を下げるための降圧剤です。
見かけるおじいちゃん、おばあちゃんに話を聞くと、驚くほどほとんどの方が降圧剤を飲んでいます。
要するに、「血圧がたかめですね~、お薬出しておきますから切らさずに飲んでくださいね~」
と言って出される血圧を下げるための薬なのですが、これで具合を悪くしているご老人は非常に多いのです。
現に、言うことを聞いて薬を飲むのをやめたとたんに具合が良くなった人を私は多く見てきました。
母も当然その一人です。
逢う人逢う人に聞くようにしているのが、「おばあちゃんお元気そうですね~」「何か薬は飲んでいますか?」
と言うセリフなのですが、そうするとほぼ100%の確率で何かしらの薬を飲んでいます。
そして体調がすぐれないとか、胃がもたれるとか、元気が出ないとか、頭痛が多いとかいう方には、「もしかして降圧剤のんでます?」と聞くとたいていの方が飲んでいることがわかります。
何十年も飲み続けているなんて方も多く、「それはすぐにやめると元気になるって有名なお医者さんが言ってたよ」「今度病院に行っても、薬はいらないとは言いづらいでしょうから、もらったら捨ててくださいね」と言うようにしています。
すると大抵の場合、その後にお逢いすると「辞めたら元気が出てきたし食欲もある」と言う話を聞いたりできるのでした。
色々とお話を聞いている中で多いのが、「降圧剤を飲み始めたころからなんか調子が悪いなとは感じていたんだが、医者に言うとさぼらずにしっかりと飲み続けてしばらくしたらよくなるからね」と言われた人が多かったことです。
血圧が高めだ、血中脂肪が多い、これらは病気を引き起こす引き金になるという一般常識としての医学や、マスコミの報道により、あるいは白衣を着て優しそうな笑顔でテレビに登場する医師たちが口々に高血圧やコレステロールを悪者扱いすることによって、疑うことなくその数値を下げなければならないという定説ができてしまったように感じますが、自分の血圧を薬で下げる行為、そしてコレステロール値などを減らそうとする行為は、とんでもない大嘘であり大間違いなのです。
その諸悪の根源はいったい何なのか・・・は次回へ。

医者に殺されない47の心得 必携版 医療と薬を遠ざけて、元気に、長生きする方法
最終更新日 : 2020-05-29