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ベーカリーアドバイザーの部屋

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2020-02-01 (Sat)  00:00

総菜パンの魅力をアピールしよう

総菜パン、焼きこみ調理パンというのは、焼き立てパン屋さんにとって最大の武器であると前回ご紹介しました。

なぜ焼き立てパン屋さんにとって??・・・なのかは、もうお分かりですよね。

もちろん作ってからある程度時間が経過してから店頭に並ぶであろう大手のパンなどの場合でも、温めなおして食べればそれはそれで美味しいことは言うまでもないと思いますが、焼き立てパン屋さんで提供される ”今まさにオーブンから出ましたよーっ” っていうマヨネーズの輝き具合や、それぞれの具材の踊り具合というのは、見た目と香りの相乗効果もあいまって、それはそれはたまらない魅力を醸し出していると言えるのではないでしょうか。

サンドイッチにしても、作り立ては野菜がシャキシャキとしていてとても美味しいし、パンもソフトで食感がバツグンではありますが、残念ながらその鮮度を見た目で訴えるほどの効果は少ないと思います。

作り立てという鮮度は誠に魅力的なのは言うまでもないのですが、それにもまして鮮度をより強調できるのが焼き立てなのではないでしょうか。

そんな、焼き立てをアピールするための必須アイテムを、今回もわずかながらですがご紹介していこうと思います。


まずはこちらから

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しめじのバター炒めと、からしマヨネーズのパンになります。

野菜も一緒に炒めたり、コーンやニンジンなどの彩り野菜を一緒にトッピングした方が華やかになりますが、あえてしめじ感だけで攻めるのも差別化かなと思います。

キノコミックスで売られているパンもよく目にしますが、シイタケもエリンギもしめじも、それぞれの良さと他の食材との相性もあると思いますので、分けてアピールした方が良いのではと考えますが、その辺はあまり難しく考える必要はなく、どうしたら焼き回数を増やせるか、どうしたら個性を出せるかを考えた方が良いでしょうね。



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これは、チキンタツタ揚げとキャベツをあえて包んだパンになります。

ボリュームがあって大手にもありそうなパンではありますが、だからこそ人気は非常に高いですよね。

ソースに一工夫したり、トッピングを工夫するだけでも見た目が大きく変わりますし、この手のパンは生地にもこだわってほしいと思います。

あまり歯切れのよいリッチな生地ではなく、どちらかといえばモチモチ感のある食パンタイプで食べ応えをアピールしてほしい商品になります。


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こちらは舞茸としめじをガーリックオイルで炒め、ハムとチーズでアクセントを出したフォカッチャになります。

若干食べにくいとは思いますが、特にご家庭では作りやすいタイプのパンだと思います。

このように平面の多いフォカッチャタイプのパンというのは、様々な手作りの具材をトッピングできる利点がありますので、彩りも考えながら数種類用意したいですね。



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ガラッと変わって焼きこみ調理パンではなくいわゆる総菜パンになります。

こちらのタイプも、コッペパンに色々な具材をサンドして出来立てでしか出せない鮮度感をアピールできますね。

手作りならではなのが、このように自在に色々な具材を組み合わせてアイテムを広げることができるのが魅力でしょう。

焼きそばやパスタなどの麺の定番と、鶏のから揚げやフランクなどのビックヒット食材、さらには自家製の炒め物なども組み合わせることで無限に広がるアイテムを駆使して、日替わりや週替わりで提供するのもおもしろいでしょう。

シンプルでありながら、何気にパンのソフト感がアピールできるのがこのパンの最強たるゆえんでしょう。



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つづいてはタルティーヌですね。

若干敷居が高い感はいなめませんが、バゲットのおいしさを生かせるのが特徴ですから、小さめのものを数種類品揃えしてみることをお勧めしたいと思います。

地域や年齢層などによってはまったく受け入れられないこともあるかもしれませんが、そこはこのように彩りをアクセントにして提案してほしいと思います。

画像にはありませんが、この手のパンはかわいい油紙で包んで提供しないと、食べこぼしが心配で敬遠されがちですので、食べやすさを考えた提供を心がけましょう。



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画像がアップなのでピザにも見えますが、丸型のフォカッチャになります。

このように生のバジルをトッピングできるのも焼き立てパン屋さんだけの特権ですし、具材をたっぷり乗せる、あるいはジャンボにすることで、年齢層が若いお客様がいる地域、あるいは外仕事の方がお昼で立ち寄ってくださるような地域の場合には、かなり売れるでしょう。

ボリュームを取るか、販売価格を取るかという考え方で悩むときも多いと思いますが、それは狙うべき客層をしっかりと決めることから始まります。

このようなパンは、一日の中で継続的に焼くのではなく、お昼に労働者である男性客が多いような場合や、学生が部活の帰りに来店するような場合にのみ焼き立てを集中して出すことで売り上げが跳ね上がります。

たっぷり食べたい人には価格は関係なく、欲望に答えることが大切です。

一方、女性客が多い場合は小ぶりに作ってアイテムを増やし、色々と楽しめるような品ぞろえにすることが大切です。

そして、今のお店の客層をじっくりと分析して、焼き立てのタイミングをつかむことが何より重要だと思います。


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こちらはバタールを使用したパンですね。

イメージはコーンシチューで見たまんまですが、多少水っぽいシチュー系でも、フランスパンなら適度に吸収してくれて、かえって中まで味がしみ込むのでおススメです。

このパンも具材をパンに乗せた状態で冷蔵庫で保存しておいて、チーズをのせて焼くだけですから、焼き立てを出すタイミングを分析したら即実行できますよね。

お昼の強い味方になること請け合いです。



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フォカッチャの中でも、パンにボリュームを出したバージョンになります。

これも大きく焼けば学生や労働者のお客様に大人気になるはずですし、女性ターゲットの場合は生地重量50~70g程度の小さなものを揃えましょう。

やはり何と言ってもケチャップの赤、そしてソーセージのピンク色というのはそそりますよね~。

ピザチーズを使うのではなく、あえて角切りにしたチーズでそれぞれのトッピングを鮮やかに見せるというのも一つの手段だと思います。

赤・黄色・緑の最強コンビですね。


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はいそして、不動であり最強の人気食材であるソーセージの登場です。

ソーセージを使ったパンを作っていないパン屋さんというのは恐らくないのでは???と言いたくなるほどの不動の定番でしょう。

そんな中でも、かつて考えられないほど売れたアイテムというのが超ロングソーセージを包んだフランスパンでした。

残念ながら画像はありませんが(-_-;)・・・

そして今どき特に売れているのが、画像のジャンボなソーセージです。

ソーセージはビックでもジャンボでもロングでも、それなりの価格になってしまう訳ですから、初めは恐る恐るだったりするのですが、予想をくつがえしてすべて人気商品へと登りつめましたね。

要するに、ソーセージとパンの組み合わせというのは鉄板ちゅうの鉄板で、全年齢層から好まれるわけです。

ですので、価格を気にして安いものばかりを使用していないで、思い切って見た目にこだわってみることで意外と売れると思いますので、ぜひお試しください。

ということで、このほかにもいくらでも存在する焼きこみ調理パンと総菜パンですが、売り上げが低迷しているお店ではほぼ焼き立てに出会うことは難しいと思います。

なぜなら、そもそも一種類を焼く個数が10個であった場合、それを3回に分けて焼くことというのはナンセンスだし非効率だという発想になるからでしょう。

そんなお店では、まず今のパンの種類が本当に必要なのかから考えてみましょう。

お客様が望むのは、今の種類の冷めたパンなのか、それとも種類はなくても温かいパンなのかを・・・




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最終更新日 : 2020-02-01

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