
皆様はプロパガンダという言葉をご存知でしょうか。
プロパガンダというのは、「宣伝行為」を示しています。
ということはメディアのことか?
テレビCMとか広告のことか?
そう思ってしまうかもしれませんが、プロパガンダとはただの「宣伝」のことではありません。
「特定の思想への誘導」を目的とした「宣伝」のことを指すのです。
言い換えると、
主義や思想への誘導へ結びつかない宣伝は「プロパガンダ」ではありません。
また主義や思想を持っていても、宣伝行為をしていなければ、やはり「プロパガンダ」ではない、ということになります。
要するにわかりやすく言えば、日常よく見ているテレビも、そして政治家の発言も、そして何かを訴えたいYouTuberも、ある意味プロパガンダを行っているとも言えるのです。
宗教の勧誘なんかもそうだと言えるかもしれませんよね。
で、このプロパガンダ手法が一体どうしたのかといいますと、なんと私たちが普通にそれが常識だと思って暮らしてきた事柄の中に、実は大間違い、大嘘であったということがたくさんあるのですが、何のことだかお分かりでしょうか?
それが実は思いの外たくさんあるんです。
「じゅあそれってフェイクニュースに騙されていたということなの・・・?」
結論からすればそうなのですが、ならばテレビ局の人は皆大うそつきなのかと言いますと、そんなわけないですよね。
政治家だってそれは嘘つきもいるかもしれませんが、もちろん正しいことを言っている人もたくさんいるはずです。
ならば何が本当で何が嘘なのかをどのように見分ければよいのでしょうか?
実はそこのところが非常に難しい部分なのであり、だからこそプロパガンダによってまんまと騙されてしまうのです。
そもそも情報というのはそれをどう捉えるかは人それぞれですよね。
正しいか間違っているか、善か悪かなんて100対1ではありませんから、人それぞれの捉え方でインプットしていると思うのです。
それはそれで問題はないのですが、何故か完全に間違っていることをほぼ全ての国民が長きにわたって信じてしまうという事実があります。
それは、時間をかけてじっくりと誘導されてしまうような手法によるものであったり、短期間に何度も何度も同じ内容のことを報じられて自然にインプットされてしまったり、多くの学者がそれが真実であるかのような発言をしていたりと、そんな毎日の中でごくごく自然にそれが当たり前の真実であるかのように植え付けられてしまう、イメージ操作されてしまっているということなのです。
例えば皆様もご存知であろう天動説と地動説。
17世紀に地動説が市民権を得るまでは、ありとあらゆる国民も学者も皆天動説を正しいと思っていました。
天動説というのは地球は止まっていて、その周りを太陽や他の星などが回っているのだという説なのですが、なぜそんなことを当時は信じていたのかといえば、それはまだ科学が発達していなかったからであり、観測技術の発展によって地動説が証明されてきたからなのであって、ある意味当時はそれがごくごく当たり前のことなのであり、意を唱える人がいたとすれば、そちらの方が「ハイっ??」と言われてしまう立場だったでしょう。
だって、星空を眺めながら自分が動いているなんて誰も思いませんし、明らかに自分は止まっているのに星が動いているのが肉眼でもはっきり確認できるわけですから当然ですよね。
例えば当時は、地球が自転しているという主張に対して、「もしも地球が自転していたら空を飛ぶ鳥は地球の自転に置いて行かれてしまうはずだ」という反論がありました。
しかしそれに答えることは誰にもできなかったそうです。
ちなみに地球の回転速度ってみなさん知ってましたか?
新幹線の5倍、ジェット機の2倍ものスピードで常に回り続けているんですよ。
よくも振り落とされませんよね。
天動説と地動説を改めて考えてみよう↓
さて、このようにしてある意味では時代背景とか科学の進歩がなければ解き明かされない真実もあるわけですが、今回私が言いたいのはそんな素敵な話ではないのです。
より具体的に言わせていただきます。
「政府は早くトリガー条項を解除せよ」
トリガー条項ってみなさん知ってましたか?
今まさにガソリン価格が驚きの高値になっています。
自動車通勤の方はもちろんのこと、トラックでの輸送がメインの運送業界の方、そしてそのあおりを運賃とか送料とかで支払うことになる人、そうです、全国民のことです。
まさに全国民が悲鳴を上げているガソリン価格の高騰。
ガソリンの値段が上がるというプロセスには実に様々な要因があるわけですが、それをここでどうこう言いたいわけではないのです。
ガソリンの価格が上がるということは原油の価格が上がっているということなのであり、だからこそ原油が絡むエネルギー資源を使用するガスや電気、そして石油製品なども続々と値上がりを続けているわけですが、ただでさえも値上がり傾向にあった原油価格高騰の中、更にウクライナ戦争がおこりますます不安定になるであろうエネルギー資源問題。
そんな中にあって、なぜ意味不明の税金を払い続けなければならないのかという点なのです。
細かく説明していきましょう。
そもそもガソリンにはガソリン税というものがあります。
この税は、車が走ると道路が壊されていくので、そのメンテナンスのためにという理由から導入されました。
その際の税額は1リッターあたり28.7円でした。
一回に50リッターのガソリンを入れたら、この50倍の金額1435円を納めることになるわけです。
「え~そんなにー!!」「たった一回の給油で!!まじか!!」
と思うのはまだ早いのです。
実はこの税金は本来は「道路整備」にしか使ってはいけない道路特定財源というもので、国土交通省管轄の税金だったのですが、いつの間にか一般会計に回されてしまい、今では道路整備には使われていないのです。
しかもです、車がどんどん増えてきて整備が追いつかないからということで、そこにさらに上乗せ分として25.1円がプラスされてしまいました。
つまり、この時点で1リットルあたり53.8円の税金を取られることになったわけです。
ちょっと前までは1リットル100円を切っていた時代がありましたから、概ね半分は税金だったわけです。
しかもしかも、それだけ取っておきながら道路整備にはあまり使われることがなく今日を迎えているのです。
更にまだ話は終わりませんよ・・・
なんとなんとあの悪魔の税制である消費税は、このガソリン税を含んだ総金額に対して10%をかけているのです。
つまり税金に税金をかけているという、それでも人間ですか・・・そう言いたくなる税金なのです。
百歩譲って今がバブルで好景気であれば許せる話かもしれませんが、世の中を見てください。
世界の中で景気が伸びていない、経済が衰退している国NO1はなんと日本なのです。
今後じっくりと説明していきますが、皆さんの給料が少ないのも、非正規雇用、つまりアルバイトやパートが多いのも、結婚する人が減ってきたのも、子供が少ないのも、ぜ~んぶ国の政策が間違っているからなのです。
なのにその事実を知らない国民は、「消費税は社会保障の財源だから仕方がない」と思い込まされて文句を言えないようにされているのです。
そんな世界一経済が衰退している我が国において、今後襲い来るであろう値上げの嵐、そしてエネルギー不足による生産停止、食料輸入制限などが現実のものとなっています。
パン屋さんが小麦粉不足でパンが作れない時代がやってくる可能性があるのです。
そんな中にあって、なぜそこまでして税金を取るのか、国民からいったいいくら巻き上げれば気が済むのか、本当の経済というものが分かっている人達からすれば、今の政府は確実に政策を間違えているのです。
もう未来の話ではありません、すぐそこに迫っている話なのです。
話を戻しましょう。
今回お話したいのはトリガー条項と言って、ガソリンの価格が高騰を続けた場合、暫定税率だけでも、つまり25.1円だけでも一時中止するという条項を実行すべきだという話なのです。
この上乗せ分という暫定税率引き下げ条項は、東北大震災の復興のために凍結するということが決まっていました。
この凍結を解除すべきだと言いたいのです。
いや、本来なら今はガソリン税そのものを無くすべきだと思うのですが、今の政府がその判断をするとすれば、それは天動説が地動説に変わったくらい衝撃的なことでしょうから、せめて上乗せ分だけでも安くしろという話なのです。
さて、このような話をすると、必ず「ならばその分の財源はどこから補填するの」という議論になると思います。
この考え方はトレードオフという考え方で、「あっちを削ったらこっちから補填しないと立ち行かなくなるのでは」というものの見方なのですが、そもそもその考え自体が長年にわたって私達が信じ込まされてきていた嘘を正当化しようとする輩のプロパガンダなのであり、どうやら私たちはまんまと術中にハマってしまっているようなのです。
税金とか血税とか公金などと呼ばれている、その我々が納めたお金で公のサービスなどが行われている、国の予算というのはその我々の納めた税金で賄われている、そう誰もが思ってきたはずです。
しかし実際はそうではありませんでした。
それは事実ではないのでした。
役場の職員は税金で雇っているわけではなかったのです。
警察は我々の税金で働いているわけではないのでした。
この話はまた次回・・・
以下の動画を見て、ガソリン税について知っておいてほしいと思います。
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最終更新日 : 2022-05-15