
皆様も常々これからの人生について考えていらっしゃる事と思います。
若い人にはツンと、いやいやピンと来ない人もいるでしょうが(ナイツの漫才見過ぎ)人生設計がなければ仕事にも熱が入らないでしょうし、住宅や車の購入や旅行なんかの費用も計画立てておかないことには、予定が組めなくなりますよね。
今現在かなり高齢の方達と言うのは高度経済成長期の高収入もあってか、なかなかの額の年金をもらえている方も多く、年金だけで生活できている人も多いようですが、先日来テレビなどでも話題になっていたこれからの年金の受給額というのを見ると、どうやらそれだけでは生活していくことが難しいようなのです。
私個人も年金額はアルバイト並の金額ですから(65歳でもらった場合)、年金をもらいながらも体力の続く限り働き続けなければ生活していけないのが実情のようです。
年金プラス預貯金2千万円は必要でしょう・・・などという報道もあり、それを見た若者は更に国民年金なんか払う意味あるの?? どうせ生活できないじゃん・・・そう考えてしまう人が増えてしまうと思いますがね。
私もまもなく62歳になろうとしていますが、やはり体力の衰えだけは認めざるを得ませんし、私の母も86歳になり、得意だった車の運転も、散歩も、そして聴力もかなりの衰えを覚えているらしく、毎日が不安との戦いだと言っていました。
周りの友人知人が毎月毎月亡くなっていくらしく、昨日まで一緒に話をしていた人が今日は突然いなくなる・・・そんな残酷なことが日常となっているという話を聞くにつけ、老いていく怖さというものを改めて実感してしまう今日このごろなのであります。
さて今回はそんな人生設計を多いに不快にさせてくれる要因であり、国民経済をどん底に貶めてくれた消費税を中心に、「税」というものの正体について触れていきたいと思います。
皆様の多くはお金というとこちらのお札、あるいはコインを想像することと思いますし、みんなが預けた預金が銀行の金庫にプールされていて、さらにもっと多くのお金が日本銀行の金庫にプールされていて、そこから様々な取引に使用されている・・・そうお考えではありませんか?
私自身ももちろん昨年辺りまではそう思っていましたし、よく総理大臣が「〇〇国に〇〇〇億ドルの経済支援を表明」などというニュースを見るにつけ、国の予算は決まっているのに、一体その金は何費から支出しているんだろう・・・などと考えていたものでした。
また、東日本大震災のときのように、国をゆるがすような大惨事が起きるという予測は誰にもできないわけですから、当然予算は組んでいるわけもなく、いったいどこから支援金が捻出されるのだろうと考えてしまいました。
これらの一般常識的な貨幣論というのは何も私達だけではなく、多くの経済学者や大学教授、そして政治家の殆ども皆同じで、要するにかなりの数の国民が皆そうだと思っていて、なんとその貨幣論の間違いゆえに、今の国民経済がデフレ化してしまっているのだということに気がつけていないのでした。
そもそも国が私達から税金を徴収し、その税金で公共サービスが行われているのだと教わってきましたし、その税収では予算が足りないから国が国債を発行して民間から借金をして賄っている、ゆえに日本という国は収入に見合った家計生活ができておらず、借金をしてなんとか生活している国、ざっくりいうとそう思わされてきたわけです。
しかし実は、それらはまったくの誤りであり、完全に間違った解釈をしてしまっているのです。
・・・私が??ではありませんよ、多くの国民がです。
もっと最悪なのは、政治家も経済学者も間違ってきたというのが現実なのです。
サラリーマンの人にはツンと来ないかもしれませんが、個人事業者やフリーランスの人というのは確定申告を毎年しています。
これは前年度一年間の収入がこれくらいで、それにかかった経費がこれくらいなので、あなたの住民税はこれだけになりますよという、要するに前年度の税額を翌年の3月に確定することを言うのですが、よく考えて見てください。
3月に確定して5月から支払いが発生する税金ですが、これって昨年の分なんです。
ということは、昨年はその分の税収はないはずですから、いったいどうやって予算を執行していたのでしょう・・・
財源は税ではなかった公務員の給与が最も分かりやすい例かもしれませんが、その他の公共サービスも実は我々が納めた税金で賄われているわけではないのでした。ではいったどうやって全国の公務員に給与を支払っていたのでしょうか?それはなんと、銀行が全公務員の預金通帳に金額を打ち込むだけの話だったのです。
どういうこと??
この手の話を初めて目にする人もいることと思いますが、これがまぎれもない事実なのです。
政府というのは貨幣を発行することを認められていて、それぞれの市中銀行に支払を命じます。
命じられた銀行は、公務員の口座に給与として金額を打ち込み、見事口座残高が増えるというわけです。
この時点では数字を打ち込むだけですから、銀行の金庫にある現金紙幣すら使用しないのです。
このことから解るように、国は税金を国民から徴収して公共サービスを行っているわけではなく、単に貨幣を発行して給与を支払っているのです。
通帳に記載された金額をATMなどで下ろす場合のみ現金紙幣となるわけですが、そもそも振込や口座引落などでの決済も、電子マネーなどの決済も、銀行間どうしの数字の移動だけですから、ここでも一万円札などは出番がないわけです。
国の支払いは予算に応じた税収から行っており、足りない分は国民の預貯金を借りて使用している。したがって使い過ぎるとやがて国民の預金を使い果たしてしまい破綻するというのは大嘘。多くの人が誤解している貨幣のプール論は間違いで、政府はいくらでも貨幣を発行することが出来る。
なんとも驚きですよね。
よもや銀行の金庫に多額の紙幣すらいらないということです。
だって、会社の経理部が例えば融資を受けに来たとしても、数千万円を現金で持ち帰る人なんているはずもありませんしね。
お金はどこかにプールされていて、使える額は限られているというのはまやかしだったわけです。
な、ならば税金って何のためにあるの?
社会保証に当てられているんじゃなかったの・・・
社会保証の財源として使わせていただきます・・・安倍さんは確かにそう言っていましたね。
高齢化が進んでお年寄りが増えてきたことをいいことに、まんまと騙されてきたわけですが、そもそも消費税と社会保証とは直接は何の関係もありません。
しかもです、消費税というのは私達の一人ひとりが買い物のたびに支払っているというイメージだと思うのですが、それも実はそうではないのです。
消費税と言うのは消費者である我々が納税しているわけではなく、企業に課せられた税金なのです。
消費税を筆頭に、この税金という仕組みは大変わかりにくく、それをいいことに詳しい説明もないままに、あるいは間違った解釈を刷り込まれて来た敬意がありますので、以下の動画を見てこの際税の仕組みをしっかり勉強してみてほしいのです。
頭の良い人たちが作り上げたものだけに、疑うこともせず従っているわけですが、やはり私達もしっかり勉強して実態を把握しておかないと声をあげることができません。
前回紹介したガソリン税もそうですが、税金に税金をかけるなど、ある意味やりたい放題を許しているのは私達に知識が足りないからです。
国がどんどん貨幣を発行して公共事業や設備投資、インフラ整備などを行っていかないと、テレビなどでたまに報道されているように、橋や道路や水道管などの老朽化による事故が頻発するようになり、「何かが起きてからでないと動かない」そんな体質から脱却できないでしょう。
国がケチって経済を回さないおかげで、国民も将来をあんじて貯蓄に走り、いつまでたってもデフレを脱却できません。
また、私も一時はハマってしまいましたが皆さんはいかがですか?
ふるさと納税とはネーミングセンスは抜群ですよね。
しかし返礼品をもらって喜んでいるうちは幸せなのですが、この制度も実態は悲惨です。
返礼品の良し悪しで自治体の税額が増減してしまいますから、人気のない市町村は益々過疎地になり、かつての街の商店街がモールによってゴーストタウン化したのと同じで、日本の中にあってかなりの人口格差が出来てしまう要因となる制度なのです。
部分にばかり気が行っていて、日本全体の活性化を考えていない人の発想だと言えそうです。
全員がモールのある地域に引っ越せるというものではありませんし、経済活動は勝負ではありませんから、そもそも勝ちと負けが生まれるような政策は間違っていると思えてなりません。
ずいぶんと多くの時間を使って今まで勉強してきた政治や経済でしたが、どうやら教材が間違っていたようです。
どうか皆様も、様々なご意見はお持ちでしょうが、その前にまず真実をしっかりと受け止めて、それからどのように行動するかを決めていただきたいと思います。
ちょっと長くて難しい内容ですが・・・
意外と気付いていない社会保険税の多さ
税は社会の会費であるというレトリック
消費税は消費に対する罰金
↓ 何度も見返して勉強しましょう ↓
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最終更新日 : 2022-05-28
参考になるアドバイスがたくさん * by 吉田テツ
料理歴45年で72歳で畠違いのカフェを開業いたしました。パン作り、とても参考になります。これからも長く続けて下さい。パン作りのご意見に賛同することが多々あります。