
製パンの理論解説からスタートしたこのブログ。
多くのホームベーキング愛好家の方々や、現役のパン屋さん、そしてこれからまさに独立開業をと勉強されている方々にとって、少しでも有効となる情報をという気持ちに変わりはないのですが、皆様実際に今、毎日パンを作っていてどう感じていますか?
ありとあらゆる原材料価格の高騰
電気・ガス・燃料費の高騰
そして生活の場においては、スーパーでの買い物のたびに感じる ”値上げ感”
焼き立てパン屋さんに行っても、一つ一つのパンの価格がどんどん上がっており、このレベルは正直な話、生活が豊かな方にしか手が届かない世界になってきている感が否めません。
そんな中でもスーパーの大手パン売り場では、ほとんど値上げの実態が見えてきません。
若干全体的には値上がりしているものの、必ずそれらに対応するような値引きも行っており、さすがは大手だなと感じている方もいることでしょう。
しかし私はけしてそうは思えません。
大手は利益率を下げても値下げを断行しているはずですし、その分従業員の給与は間違いなく犠牲になっているはずだからです。
つまり、身を切っているだけなのです。
しかしそもそも、なぜこんなに値上がりが続くのでしょうか・・・
「それは戦争が・・・」と誰でもがそう言うと思うのですが、それが原因で食糧事情・穀物事情などが不安定になっていることだけは、それは確かなことかもしれません。
しかし私が言いたいのは、なぜ政府がその補助を行わないのかという点なのです。
間違った対策しか行わない政府どんなにガソリンが高騰してもガソリン税を辞めない政府。どんなに物の値段が上がっても消費税を辞めない政府。そのくせ社会保険料だけは上げる政府。いつからこんなに国民生活をないがしろにするようになってしまったのでしょうか。
給与所得の伸び率が世界水準最下位となってしまった日本において、これだけ日々の生活費が値上がりしているのにもかかわらず、しょぼい支援しか行わないのは一体なぜなのでしょうか。
それは、我々国民が怒らないからではないでしょうか。
各国のデモなどをニュースで見て、「いやだね~」「あんなことしても何も変わらないのにね~」と思っていませんか?
もしそう思っている人がいるとしたら、私はそちらのほうがやばいのではないかと考えてしまいます。
なぜなら、今の自分達が置かれている立場、つまり現在の日本の実態を知らなすぎなのではないかと思うからです。
これだけありとあらゆるものが値上がりしている状況なのにもかかわらず、今の政府は増税のことしか考えていません。
そのことを例えば知人などとの会話でしたとしましょう。
するとほとんどの人が
「まあ少子化だからしょうがないよね~」とか、「やっぱり国の借金が多いから仕方ないんじゃない」と言います。
私が真の経済学に目覚めて約3年が経ちますが、いまだにこの国の殆どの人達が間違った情報を信じ、「無駄をなくす」とか「身を切る改革」が善であると信じ込まされたままなのです。
そして、「それは間違いで・・・」」という話をしようとすると、結局最後は「政治にはあまり興味がないんだよね」とか、「もう少し我慢すればきっと良くなるんじゃない」という意味不明な楽観論を持ち出します。
そして実感としては、楽観的な態度を取る人ほど実はあまり裕福ではないと感じます。
これは、自己責任論を美しいものと勘違いしている人に多い傾向で、ならば自ら学ぼう、自らの手で世の中を良くしていこう・・・という発想には至らず、以前の私もそういう傾向ではありましたが、「頭がいい人がなんとかしてくれるだろう」的な諦めがあると思うのです。
でも私は気が付きました・・・
「頭の良い人達が考えた現状がこれなのか?」と・・・
そして、頭が良いことがすなわち人を救うことに繋がる訳では無いし、むしろ私欲に走ることに頭脳が使われても仕方がないのではないかと思うのです。
その事に気がついてから改めて今まで信じて尊敬してきた有名人・著名人・政治家・経済学者などをよ~く観察してみると、「こりゃ私欲だけだわ」と思えるような人のほうがむしろ多く、真逆で今までは胡散臭いと思っていた人の方が本当に尊敬できる、人の痛みがわかる人達であることを知ったのでした。
なんと情けないことでしょう・・・
日本も我々個人個人も、悪い方へ悪い方へと導くお手伝いをしてきていたのでした。
その結果がこの有様なのでしょうねきっと・・・
ということで、もう騙されませんよ。
これからはしっかりと勉強して、少しでも頼って下さる方々に利益をもたらすためのお手伝いをしていきたいと思っています。
人はなぜ増税に加担してしまうのかを解説した動画はこちら
さて、パンを作ってお客様に喜んでもらう・・・というところにまで魔の手が迫ってきた物価高。
どんなに小規模なお店でも、最低限利益だけは出さなければ存続できないわけで、それでいて小規模ならではの、そもそもの原材料調達価格が高めであるということを考慮すると、どうしても販売価格を上げざるを得ない状況であることは間違いありません。
さらに追い打ちをかけるかのようにやってくるインボイス制度。
どこまで小規模経営の楽しみを奪えば気が済むのかと言いたくなるような愚策に走る政府。
しかし先程申し上げた通り、結局は国民の多くがいまだに間違った貨幣感に取り憑かれていて、今現在も毎日毎日テレビを付ければ
「国の借金が・・・」
「財源はどこから・・・」
「少子高齢化は待ったなし」
「バラマキは税の無駄遣い」
というような間違ったことを平然と言い放つ無責任なコメンテーターや学者や司会者やアナウンサー様のお陰で、ネットを見ない老人はおそらく死ぬまで真実にたどりつくことはないでしょう。
しかしネットを見る人ならば真実はすぐそこにあります。
あとは過去の自分の非を認めるかどうかです。
広く情報を求めれば、確実に真実にたどり着きます。
しかし、今まで信じてきたものをたやすく捨てられないのも人情というもです。
今まで信じてきたこと、信じてきた人が実はこの国を駄目にしてきた張本人であると知った時の喪失感はこれまた最悪なものです。
ただ、もうそんな悠長な事を言っている場合ではありません。
すでに中小企業の倒産件数はうなぎ登り、自殺者数もうなぎ登りです。
これからパン屋を開業したいという人には、少し待ったほうがと言いたくなるほど、今後も増税が待っています。
そうなの?・・・みたいなのんきな人も、この本を読めば居ても立っても居られなくなります。

ザイム真理教――それは信者8000万人の巨大カルト
政治家も国民も、結局は無知であるがゆえに財務省の言いなりになってしまう、身を切る行動を薦める政党に、完全なる洗脳を受けていることも知らずに一票投じてしまう人。
一人ひとりが自ら学んで、本当に正しいのは何か?
そしてその答えに少しでも近い政党に政治を委ねることでしか、事実上政治に関わることはできません。
ただし、正しい経済のあり方や我が国の政策の誤りを解説している書籍やYoutubeがありますから、それらをSNSなどで発信して広める活動は私達にも出来ます。
このまま関わりを面倒がっていたり、あるいは学ぶことを放棄して政府のなすがままに従うことになれば、間違いなくこの国は本当に住みづらい国になってしまうでしょう。
その時に気がついたとしても、もう遅いのです。
暮らしやすい平和な国でなければ、パン屋さんのこれからも、このブログの存在も、何の意味ももたなくなってしまうでしょう。
そうならないためにも、どうか少しでも多くの人に目覚めて頂きたいと切に願います。
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最終更新日 : 2023-08-23